2019年10月5日土曜日

コンパクト型社会を支える社会教育・生涯学習のあり方について問う⑤

 今後のコミュニティ推進において、社会教育・生涯学習における課題をどのように認識しているかをお伺いする。


回答5
教育委員会では、コミュニティ推進施策において、公民館及び公民館職員は非常に重要な役割をもっていると捉えております。コミュニティ推進計画では、公民館を地区自治協議会の活動拠点として、公民館職員は、地区自治協議会と連携し地域づくり活動に資するとともに、そのような活動を支える地域人材の育成を担っております。
 地域と密接にかかわりながら実践していくがゆえに、館長を含め職員には高いファシリテーション能力が求められているところであり、またその調整の難しさから、地域と公民館との役割分担が不明確になってしまうケースも出てきております。
 コミュニティ推進にしろ、地域における社会教育・生涯学習の推進にしろ、公民館は地域との連携が必要不可欠でございますので、そのための人材育成・人材確保が今後の課題であると考えているところでございます。
 議員もお触れになられましたように、現在、コミュニティ施策展開において、地域の活性化を目的とした公民館のコミュニティセンター化を検討しておりますのは、社会教育施設としての制約を緩和し利用の幅を拡大するとともに、より地域に密接な活動拠点となることを目指しているものです。その取組の中で、社会教育委員の会・公民館運営審議会委員からは、現在の社会教育機能を衰退させることなく担保していくことを求める答申がなされており、その対応策を検討し確立しながらしっかりと進めていきたいと考えているところでございます。
このことにつきましては、各公民館長・職員との意見交換や協議を重ねており、また本年8月から地区自治協議会の皆様の率直なご意見をうかがえるワーキング会議を設置しておりますので、現場職員や地域の皆様と共に考え、よりよい取組としていきたいと考えているところでございます。

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