2010年6月22日火曜日

胃カメラと梅干の種2

 尿酸値に血糖値、ガンマーGTP、コレステロール、ありとあらゆる数値が危険水域、ヨシオちゃんの話である。であるからやたら病気にと言うか、健康にと言うか、詳しいのである。さらに口から胃カメラを入れ、鼻からはのどの検査のためにカメラを入れ、肛門から腸の検査でカメラを知れる。彼の父君は栗林先生の門下でカメラが趣味であるが、その子ヨシオちゃんは、ちょっと違ったカメラ愛好家である。
 年に一度の健康診断の後、通知表が届き、心配な点は例年、ヨシオちゃんにコメントを求める。「いや~、そんぐらい大したことなか、おいなんか●●●ばい」、とけた外れの数値を言うヨシオちゃんの言葉に一安心する。胃カメラを飲まなければならないとなって、ヨシオちゃんに相談した。そんな時、彼は非常に楽しげである。相対的に自分が健康に思えたり、自分だけが不健康ではないのだという安心感からか、実に優しくもある。
 「福田内科でいつも飲みよるばってん、どが~んもなかよ、ふゎ~と寝たごとなって、どがんもなか」、と言うことで、さっそく福田内科を予約することにした。

1 件のコメント:

ヨシオちゃん さんのコメント...

この胃カメラ事件、結構引っ張るねぇ~
しかし、俺の心の中を読むね~ビックリ当たりバイ!