2013年4月1日月曜日

やっぱり俺はー

法政が好きで、一番合ってる大学だったんだと思う。六大学にも序列があって、東大が一番上で法政が一番下と言われる。中央や青山と交われ、何て言われる。そんな法政は実に僕に合っている。
子どもの受験でよく分かった。早慶が良いのは(偏差値が?)東大を落ちて行く大学だからである。そして早慶を落ちて立教明治法政中央青学などいわゆるその頭文字をとってMARCH群が連なる。MARCH群においてどこがどこより上だ下だと言う議論は余り賢い議論ではない。法政は間違いなくどこかを落ちて入る大学であり、どこかから駆け上がって入る大学である。でもそれは法政以外のMARCH群も同じであり、東大以外は同じである。法政はその点がよく分かっていてあえてどこより上でどこより下などの話はしない。それは「含羞」と表現できるかもしれない。他を見下し他を威圧するよう強烈な母校愛もない。しかしそこで過ごした時間や仲間を大事にししっかりとその糧を以って生きている様なOBが多いような気がする。だから活躍するOBは意外に多い。久しぶりの母校、とても綺麗になっていた。
僕が法政じゃ無かったら子供も東京の大学で学ぶことはなかっただろう。娘は妻の母校長大となった。明日が入学式。次男は高3となり来年受験、苦労では無く楽しみはまだまだ続く。



外濠の桜

息子の入学式が午前中に終わり、飛行機の出発時間までまだ相当時間がある。ふと外濠の桜をくぐり母校へ行って見たくなった。日吉から武蔵小杉で乗り換え湘南新宿ラインで新宿駅、そこで立ち喰いソバといなりをたべ、総武線に乗り市ヶ谷で降りる。スタバでカフェラテをテイクアウトして、散りゆく桜の下でベンチに腰を下ろし「北野国から」を書いている。
ー 武蔵小杉ってそんなに良かったっけー
ここには母校の付属高校と体育館やグラウンドなどの施設があり、当時渋谷から東横線に乗り換えて週に一回、体育の授業に通っていた。長男が日吉に通うという事で、この武蔵小杉に住む事になった。今回の上京では、ここを拠点に千葉や埼玉の親類にご挨拶に行ったのだが、武蔵小杉から船橋まで乗り換えなしの直通、また浦和までこれまた乗り換え無しの直通、羽田空港からも京急で品川に出てそこで乗り換えるだけ、それぞれに所要時間も相当に短くなった。武蔵小杉の便利の良さにただ、驚くばかりである。
ー東京の駅の立ち喰いソバは、どこもうまいなー
今朝、入学式に向かう時、駅のそばの松屋で朝定食を食べた。350円程。ご飯に味噌汁、漬物、卵、冷奴、海苔も付いた立派な朝食である。しかし海苔が薄い、空調の風で飛びそうになった。息子言わく、「金持ちはこう言うところ、来んよね。慶応、いっぱいよね、そがん人」。「そうね。向こうにもおらすけんね、そういう人は」、ふとM田社長の顔が浮かぶ。大野にすき家ができた頃、僕は美味しくて美味しくて、相当に、通った。飽きるまで突き進まなければ気が済まない質でもあるのだが。そんな時期のある時、M田社長は真顔で、「こんなとこで、どがん人間が食べるとやろか、まずかやろね〜、折角の食事やけんちゃんとしたとこ行けばよかとに」とのたまわった。「エッ、ヨシギューとかも行った事なかですか」、僕はあえてすき家よりも格上のヨシギューを出して牽制したのだが、M田社長は顔をしかめたままであった。
18歳で初めて上京はした時、駅の立ち喰いソバの人集りに相当な違和感を覚えた。ガツガツしてて、下品でかっこ悪い。それを食べれる様になるまで1年ぐらいかかった。何時の間にか、と言うか多分卒業して田舎に帰ってからだと思う。あれは実に美味しい、見事だ、と思うようになったのは。博多の駅などのホームにうどんがあったりする。そんなのを食べて見ても、記憶で食べ比べている、つくづくと東京の駅の立ち喰いソバは、どの店も美味しい。さっき食べたのも美味しかった。
さて母校に行ってみるか。お濠の向こうには中央大学もできている。