2012年7月2日月曜日

小説は文庫本で・・・

 小説はハードカバーでは買わない。理由は、まず高い、そして重い、かさばる。であるから手軽に常に手元にある、とはいかない。学校の読書の時間に読むわけではない。ちょっと空いた時間、寝る前。そして近頃は老人性早起き症の思わぬゆとりの時間。鞄に入れ、机の端にあり、枕元にある。トイレや風呂にでも持ち込む事がある。これが一番大事なことで、重厚で高価なものはそうした扱いができない。
 政治学や経済学などの原論的なものはハードカバーでなければならない。しかし小説は、たかが小説されど小説、とは言いつつも、文庫本でなければならない。
 村上春樹の1Q84がハードカバーで出たのは3年ほど前である。その頃にはひょっとしてノーベル文学賞を取るかも、と言われていたようにも思う。この本も随分と話題になり、購入しようかとも考えたが、上記のポリシーを翻すまでには至らなかった。
 歴史小説以外でこれほどまでの長編は今までに読んだ事がない。もうすぐ1冊目が終わる。さすがに村上春樹、おもしろい。

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