2012年12月21日金曜日

1年、はやいな~


 お客様感謝の集いが終わると、1年も無事終わったな、と感慨がこみ上げる。公共工事が溢れていた時代、建設業を営み地元の保守系議員が仕切る建設業協会に所属すれば、それなりの仕事が回ってくる、そんな建設業者の古き良き時代、振り替えればそんな公共工事依存には縁のない弊社の成り立ちであった。秘書として政治の実際を垣間見た先は、中でもその大ボスの所。役所ぐるみで配分型の政治経済が成り立っていた。その大ボスの子は県議会議員、その選挙区に僕も出たのであるから、その政官財複合体とは決別せざるを得ない。
 そんな時代の産物、例えばどっぷりとその恩恵に浴した建設会社の豪華な本社ビルは倒産後競売で叩き売られるも誰も見向きもしない。そう言えば子の県議会議員は大ボスが事故で世上からフェードアウトするとともに、県議選挙に出る事も無く、福祉の補助金で背広を買ったとかの新聞報道とともに消えていった。大ボスが元気な頃は飲酒か酒気帯びか、白バイに捕まったとかの新聞報道も蹴散らしていたのだが・・・
その頃は地方で公共工事に依存しない建設業と言うのは有り得なかった。戸建て住宅は大工さんを中心とした家内工業的な存在が担っていた。そんな頃から20年になる。一軒一軒、一年一年の勝負、であるから無事、お客様感謝の集いを年末に開催できる事には、感慨もひとしおなのである。
 セルコホームで年初からBSで始まる番組のDVDが送られてきた。一部に弊社のモデルハウス、弊社スタッフが出演し、僕のハーレーも飾りで出ている。1年1年の勝負とは言え、追われてはいけない。楽しい企画を考え、知恵を絞り、ウキウキと夢を追う。
 またちょっと、いいアイデアが浮かんできた。プランを作り、お金が足りなければ銀行に行く。お金を借りに行くのではない。デフレ脱却の金融緩和でだぶついたお金の処理に困るであろう銀行の相談に乗るのである。

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