2011年9月28日水曜日

メカは男のロマン

 しばらく乗っていなかったジャイロのエンジンがかからない。まずはプラグが点火しているか、を確認する必要がある。エンジンがかからないままに何度も何度も始動をするとプラグに油膜がまき点火しなくなる。プラグを取り出しふき取り、さらにサンドペーパーで若干磨く。点火は良好である。次にバッテリー。取り出して充電することにした。
 ハーレーを買おうと思ったら、少々メカに対する興味も復活してきた。男が機械や道具、例えば腕時計やバイク、車などに興味を持つのは、女性が子供を産めることと同じと言うか反対と言うか、子供を産めない男性は、機械や道具を自分の支配下において愛玩する、そんな話を前に読んだ事がある。なるほどと思わないでもない。
 友人のY本社長もまた道具好きである。スマホを売りながらメカに弱く、簡単携帯以上の機能を使っていなかったのだが、近ごろ、フェイスブックを始めた。僕にも友達リクエストが来た。「ゴットリ会いよっとに、今更友達リクエストや」と言いつつ、時々フェイスブックをのぞくと、「ただ今事務所で仕事中」なんて、そんな事わざわざ、書き込むか?て感じであるが、「また、買っちゃいました」との書き込み、ゴルフのクラブをまた買ったようである。道具好きの彼はネットで画面を見ながら、ゴルフ道具を思わず衝動買いするのである。
 昨日、Y本社長から電話があった。何でもゴルフバックのボタンが取れて、修理キットを買ってきた。何度も何度も修理しても、ちゃんとならん、とのことである。「テック、ばい、オイ」、彼は嘆く。久々に聞いた、「テック」なる言葉。気になって調べてみたら「木偶、木人形、不器用な人」と言う事らしい。不器用な人をテックと呼ぶ地域は他にもあるようだ。
 機械や道具に対する愛着、メカに対する憧れ、これらが男の本性から生ずるものとすれば、道具好きでありながらメカに弱いと言う彼の性向は、男としての本性の偏りを表現しているのかもしれない。そう言えば彼は、男としての弱い部分を、〇ビ〇ラでカバーしているらしい・・・

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