2012年8月16日木曜日

我慢比べ 負けて盆前 大掃除


 キュウリが成長期を迎えつつある。どんどんとできる。会社のみんなに分ける。それでもあまる。以前、大根が取れすぎた時にナフコで漬物用器を買って、一夜漬けに挑戦した事がある。その時の反省を踏まえ、工夫し、キュウリの塩漬けをしてみた。塩加減、が難しい。初心者の常として、入れすぎる。用器いっぱいに入れたキュウリも、何時間かすぎるとキュウリ自体から抜け出た水分に浸され、半分くらいの嵩になっている。ちょっと取り出して食べてみた。やはり塩が効きすぎているようだ。
 今回の工夫の第一は、コバエ対策。前回の挑戦ではコバエがたかり、中まで侵入し、食べる気が失せてしまい、すべて廃棄した。そこで今回、大きな袋で覆い、コバエの進入をシャットアウト、功を奏し、清潔な漬物となった。少々辛ら目、でもまあまあ、程よい酒の肴となった。

 わが家では、基本的に、掃除は、僕が担うべき大事な家事である。いつしかそうなった。散らかるに任せ、汚れるに任せ、我慢比べの様に日々を過ごすのだが、遂に耐えきれず、僕が、掃除を始める。わが家は住宅メーカーの社長宅と言う事もあり、当社の主力商品である自然素材の家づくりをしている。床材は厚み3センチの松の無垢材である。弊社展示場でも使っている。ご来場のお客様には、どうぞそのまま、素足でおあがり下さい、無垢材のやさしさをご体感下さい、とお勧めする。であるから、当然僕も家ではスリッパを履かない。しかし、妻と娘はスリッパをはいている。無頓着な息子と素足にこだわる僕が、素足である。無垢材の心地よさを知っている僕のこの素足が、ざらざらやヌルヌルに耐えかねて、掃除を始めるのである。盆正月前の掃除は特に大変で、掃除機をかけ、そのあと拭き上げるまで、たっぷりと一日かかる。
 掃除道具にも随分とお金をかけた。初期のロボット掃除機の廉価版の様なものも買った。充電式のハンディー掃除機も買った。使い物にならない。使わないと動かなくなった。ルンバを、買おうかなとも思う。しかしじっくりと考えてみると、ルンバが自由に動ける、掃除できる日が年に何回わが家にあるだろうか、となる。結局、ルンバに思いっきり能力を発揮させるための、掃除をしなければならないので、綺麗に片づけをして、掃除をして、綺麗になった後でしか、ルンバを動かせないという自己撞着に陥るのである。
 いや、掃除は僕の役目なんです。そう開き直れば、食後の皿洗いをしない事も、気後れしない。ここ数日、素足が気持ちいい。しかし娘と妻は、そんなここ数日も、スリッパをはいている。あえて、この感激を知ろうとしていないようである。

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