2017年4月12日水曜日

佐世保市の連携中枢都市圏の形成について 一問一答方式一般質問⑪

 では、連携の効果が高いところから優先的に進めると言う事になれば、どのような事が考えられるでしょうか。

つまり連携してできることのイメージ、つまり近隣の自治体と連携することにより住民・市民の利便性が向上するという具体的なプランがあれば連携自治体と1対1で協議し、その政策を実現したいという衝動が生まれます。しかしそれがなければ、組織と言うものは大きくなればなるほど責任の所在をあいまいにするための会議と言う合議が繰り返され、「会議は踊る、されど進まず」と遅々として具体的になりません。
 そして連携協約を締結し、連携中枢都市圏ビジョンを作成するための、全体的な計画を作るという、簡略に言えば「計画を作るための計画を作る」と言う事が、まじめに語られます。こうした事を臆面もなく真面目に語りきれる人は能吏と呼ばれるのです。

一般質問動画です(クリック)。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=886

 たとえば佐世保市の中に存在する佐々町を例にとって考えてみます。いろいろと佐々町に取材を行いました。佐々町の職員で佐々に住んでいる人と、佐世保市の職員で佐々に住んでいる人、ほぼ同じくらいかな、との事です。佐々町の図書館の利用者カードの半数は佐々町外、図書館ボランティアの半数以上は佐世保市民、だそうです。テニスやサッカー野球などで利用されているサンビレッジと言う運動施設があります。町外は利用料が倍になるそうですが、佐世保市民の利用者が多く、その場合でも申込書記入者の住所が佐々であれば町民扱いとして取扱い、もはや一体化して区別するのは困難であるとの事でした。この佐々町にはごみ焼却場更新の課題があります。10億以上の費用が予想され、本市施設の共同利用が可能であれば効率的効果的な公共施設の整備が可能です。その公共施設は先に述べましたように、佐世保市民も多くは利用する施設になるものと思われます。
 佐々町とは交流人口も多く連携することによってできること、便利になることが明確に見え、見えれば急ぎたくもなります。

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