2018年4月4日水曜日

森林組合の合併について(3月議会一般質問③)

市議会一般質問:インターネット中継

 自分の原稿は1分に280文字、当局の回答は1分に300文字ほどを念頭に全体の時間配分を計算します。質問をする私は話し言葉である事、行政側の回答は間違いがない様読み言葉でされる事、からそのように計算します。
 一般質問にも一括方式と言う方法があり、この場合は質問する側と答弁する側のそれぞれが別々に時間を計測するので、こうした心配はありません。

 私が一問一答方式にこだわるのは議論の土俵が明確に設定でき集約できるからです。一括方式の場合どうしても議論の出来レース感、棒読み感があり、聞くのに疲れてしまいます。

 起承転結の全体の構成、「起」、話を起こす部分はとても大事です。この導入に伏線があり、最後にああそうだったのか、となるように、あるいは議論全体に通底するものがある事、そんなことを考えます。また当局の回答が意外に少なかったり、あるいは本番での予測がつかなかったりする場合に備え、最初と最後に、一般質問の効果を高めるためのショートスピーチ的な者も準備しておきます。
 そして電光掲示がぴったりと0になる時に名人芸の様に話を終える、に拘っています。さて今回の導入です。こうした箇条を原稿でスタートしました。
 議長より注意を受けた部分です。


導入

●「坂道のアポロン」、明日からロードショウが始まる。

●上映されるシネマボックス太陽の牛島社長は同窓の先輩で、かねてより、日頃より、何かとご指導を頂いている。

●先般、ある会合でご一緒した折、試写会に行けなかったことをお詫びしたところ、「要件が重なれば来れないのは分かるが、そもそも、この映画の意味を分かっているか」、と教育的指導をいただきました。

●市議会議員として分かっとかなければならない事、要約すれば大きく3点でした。

●まず第一点は、「この映画は観光商工部の川口君と辻君が熱心に動いて実現した事ぞ、この二人がおらんやったらできてないかも知れん」と言う事です。
 お聞きしましたら、観光商工部の川口次長が県の観光連盟に出向されていた折、その職場でちょっと耳にした話から、と言う事です。平成28年の11月ごろの話だそうで、川口次長はすぐに大きく反応し、出向前の上司であったコンベンションの辻局長に相談し、すぐさまプロヂューサーなどその映画関係者を熱心に訪問し、年が明けて2月にはロケの現地調査になった、と言う事です。

●第二点は「以前、釣りバカ日誌に佐世保ロケを入れてもらうのに、市と県と関係団体で6000万円ほど出したことがある。今度の坂道のアポロンは純然たる民間の事業である」と言う事です。

●そして第三点は「普通映画製作っていうとは現地ロケをちょこっとして、ほとんどは東京や京都のスタジオにセットを組んで作ると。しかしこの坂道のアポロンは、基本現地ロケで作ってあって、いろいろな切り口に佐世保が出てくる」と言う事です。
 (松尾先生の話)

●森永観光商工部長にお聞きしましたが、同級生の3人がその後学校の先生やお医者さんや牧師になるというストーリーがキャリア教育に最適であるという事から文科省においてキャリア教育事業として全国の中学校・高校に坂道のアポロンのポスターが掲示される。

●この映画で、佐世保市の知名度が上がる事は観光や物産振興はもとより、UJIターンなどの移住など、経済効果は計り知れない。

● 行政がいかに民間活力を引き出し助長する事が大事であるかその好例である。

●日本のGDP約500兆円の内、政府消費や公的資本形成は25%、60%は個人消費でありそれに民間設備投資や住宅投資が加わります。このことからも行政は民間活力を助長してこそ大きな力を発起すると言う事が分かります。

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