2018年9月27日木曜日

イキイキ100歳体操から見る高齢者福祉政策②


インターネット放送もご覧下さい。



問2

100歳体操の時間は30~60分と聞くが、ただ今の説明では居場所づくり・仲間づくりと言う言葉もありましたが、少なくとも半日以上交流する居場所や情報交換の場が必要と思うが、それにも対応しているのか。

保健福祉部長回答
いきいき百歳体操は30分程度の運動ですので、活動を充実させるために、健康講話や口腔機能を高める体操など、その他の介護予防に資する活動の紹介を行っております。
また、団体によってはいきいき百歳体操に追加して、別の体操や脳を活性化するトレーニングを実施し、それぞれ工夫をしながら半日以上の活動をされている団体もあります。
この総合事業のスタートによりこれまで介護保険で行われた要支援者への訪問介護・通所介護が総合事業のメニューになりました。


私の母親も認知症があり要介護1の状況です。7月ごろ脳梗塞を患いました。その際、母のケアマネージャーと話す中で、今の段階では介護の認定を上げても具体的にできること、していただくことに違いはなく意味はないのですが、いざと言うときに手続きをしても2、3月待ちと言う事も有り、この際今の内に介護の認定を上げた方がいいのでしょうか、と話しましたら、今は佐世保市も手続きが早くて1月かかりませんよ、との話でありました。私は介護認定手続きに時間がかかったり、将来不安があったりで「念のために、あらかじめ早めに要支援の認定を受けておく」と言う状況がこれまでたくさんの方々の認識にあったのではないかと思う。その事が一方で介護保険の需要が無制限に拡大し、介護保険制度の継続性が揺らいでいる要因とも思う。
それがこの100歳体操により健康の維持増進と居場所づくり仲間づくりができるようになる、いざとなれば介護保険の手続きもスムーズに対応できる。
 と言う事はこれまで要支援認定をあらかじめ備えとして受けていていた事が必要なくなるのではないかと思う。

問3
 そこで総合事業も1年を経過し、要支援の認定件数が減っているのか、また、要支援の方が認定を外れるなどの効果が表れているのかについてお尋ねをいたします。
また併せて、要支援の認定を受けることが難しくなった、あるいは要支援の認定を外れた、そのことによって不利益を被る、そうした事例がないのかをお尋ねします。

保健福祉部長回答
認定申請は減少してきておりますが、既存の認定者において、本事業のサービスのみで対応できる方については、認定更新をせずに事業対象者へ移行する方もおり、平成29年度においては約200名の方が移行されました。
 本事業は必要なサービスを迅速に受けられるようにしたもので、介護認定を妨げるものではありませんので、必要に応じて介護認定を勧めており、認定を受けることが難しくなるなどの不利益を被ることはございません。

0 件のコメント: