2019年10月19日土曜日

令和時代の農業政策のあり方について問う。④

今回あえて「令和時代の農政」という表現をした。農業・農家というものの定義が間違いなく昭和・平成の時代とは違ってくる。今構造変化の真っただ中であると思う。
これまでは農村地帯においてはまんべんなく1、2頭飼いの畜産農家が存在し、地域の畜産の裾野を厚くしていました。それはそれで大事なことではありますが、これから政策誘導すべきことは多頭飼育化です。簡易牛舎においては25年6基、25年3基、29年3基、30年9基となっていますが、例えばここ3年は年間10基を目標に予算を確保するという事で、振興策を講じることができないか、ご提案しご意見をお伺いいたします。
 また自治体農政と言うのは予算規模も小さく、なかなか単独では効果を上げることができないので、国や県の事業導入、更に生産者団体や近隣自治体の農政との連携に密にする様ご指摘致します。


当局答弁方針
ハード整備に関する積極的な予算獲得をというご質問にお答えします。
現在、20代から60代で10頭に満たない小中規模の農家が81戸(32.5%)あり、飼養頭数では、360頭(12.7%)となっています。
今後、肉用牛の生産基盤の維持拡大を図っていくためには、この小中規模の農家の底上げがカギとなると考えております。
 このことを推進するため、国の事業につきましては、畜産クラスター構築事業があり、市の単独事業では簡易牛舎整備支援事業がございます。
 いずれの事業につきましても、和牛生産部会の総会あるいは、家畜市場、共進会等の生産者が集まられる機会を通じ積極的に案内するなど、必要な情報提供を行い、次年度の要望意向を取りまとめております。
 こうした、意向に対しましては、これまでほぼ100%予算に反映することができております。
  従いまして、今後数年間、整備箇所数を確定し、予算を確保するとのご提案ですが、先ほど述べましたとおり、毎年要望に沿った予算が確保できている状況でもあり、要望が想定を下回る可能性も大きいことから、現行を継続してまいりたいと考えております。
 また、ご指摘に対しましては、その必要性は十分に認識しておりますので、今後もしっかり取り組んでまいります。

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