2017年12月21日木曜日

12月議会一般質問「港とクルーズ船の費用対効果④」

問5
そうした議論のさなかに朝鮮戦争が勃発し、その動乱と特需の中で佐世保港を県に関与させること無く、佐世保市自らが管理した方が市の発展にはよいという判断なのか、財政的な恐れは吹っ飛んだのかもしれません。
海は男の野心を刺激し港はロマンを掻き立てます。冒険やチャレンジは大事なことだが、港湾事業に莫大な資金を要すると言うその「恐れ」はとても大事な事と思うが、その恐れを今回の事業取り組みでは一切感じません。かつての様に、今回は国際旅客船拠点形成港指定で恐れが飛んでしまったように感じます。
 平成23年の日本海側拠点港(国際定期旅客機能)の形成においては、韓国釜山との航路が検討され、就航予定船社との間に長崎県と連名で覚書を交わし、国際ターミナルの整備を始め、佐世保港に県がかかわる道筋がわずかなりとも開いたように思えた。それが今議会初日の都市整備委員会委員長報告にもありましたように竜頭蛇尾の状況です。今回の国際旅客船拠点形成事業は、船会社と港湾管理者である佐世保市との連名での国への申請とは言え、県とのかかわりを持つべきと思うが、この事業において県の支援はあるのか。


(港湾部長_答弁案)
議員ご案内のとおり、三浦地区の佐世保港国際ターミナルビルにつきましては、長崎県の観光交流に資する施設であるということで、市議会のお力添えをいただきながら、県費補助を求めた経緯がございます。結果、本市が港湾管理者となって以来、初めて県からの補助を得ることが実現いたしております。

一方で、今般の国際旅客船拠点形成に係る港湾整備については、港湾管理者とクルーズ船社との連携による事業スキームであるため、県からの支援はございません。しかしながら、これに関連した道路事業として、浦頭交差点から指方バイパス入口までの国道202号の4車線化や、江上方面からの右折帯延長といった浦頭交差点の改良について、道路管理者である県に対し、土木部との連携のもと、要望活動を行っており、県からの支援につきましては、様々な手法から検討していくものと考えております。

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