2019年9月19日木曜日

これからの地域公共交通の在り方について③

ネット放送です。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1090

第5問
 現在のバス路線は基本的には佐世保市北部地域であれば佐世保平戸間の都市間を、合併前の旧北松浦郡各町の拠点を経由して往来するという、都市間交通と都市内交通が併用され運営されている。結果としてバス乗車は過密であったり過疎であったり、します。朝の通勤時間帯でさえがらりと空いたバスが周辺部においては何本も通りますが、佐世保駅を終点とした中心部においてはどこかの時点で満員になるのかもしれない。この事はただいま述べられました「佐世保市地域交通網形成計画」の「乗り合いバス事業に関する現状・問題点」において、佐世保駅等の中心市街地に向かって乗客を輸送しており、中心市街地周辺では各方面からの運行が輻輳、一運行当たりの乗降人数は多くなく、必ずしも乗車効率は高いとは言えない、と指摘されている。乗車効率、すなわち経営コストですが、この問題点についてどのように考えるか。


《回答》
 佐世保市地域公共交通網形成計画及び再編実施計画を策定するために長崎スマートカードや実際に現地立会によるバス利用状況の調査・検討をおこない、その過程の中で議員の指摘のような、乗り合いバス事業に関するさまざまな問題点が洗い出されました。
この結果を受けて、特に中心部における供給過剰な状態や、運転士不足への対応が必要との判断により、調査を開始した平成27年時点の運行本数に対し、競合区間3割、非競合区間1割削減を原則として、乗降データを詳細に分析した結果をみながら適正な本数となるよう調整を行いました。すべてのダイヤを改めて作り直した結果、もともと本数が多かった競合区間においては27.5%、非競合区間では17.6%の削減を行い乗車効率の改善を図っております。
バス事業者からの聞き取りによりますと、乗車率は以前よりも向上し、路線の高効率化は発現していると評価されているとのことです。

0 件のコメント: