〔質問 ③〕
学校において、虐待が疑われる事例がみられた場合の対応はどのようになされているのか。担任が一人で背負う事はないのか。虐待発生時の対応マニュアル等は整備されているのか。
(教育長答弁案③)
「虐待が疑われるような事案への対応」についてお答えいたします。
本市教育委員会では、虐待が疑われるような事案等に対応するため、平成28年度に「学校の『連携』と『引継ぎ』マニュアルを作成しました。また、長崎県教育委員会におかれましても、平成29年度に「学校と関係機関との連携マニュアル」の改訂がなされております。
この中において、
〇担任等は、虐待が疑われるような事案を発見した際は、速やかに管理職員に報告すること。
〇養護教諭は、本人に対して、速やかに家庭での様子を聞き取ること。
〇教育相談担当職員は、子ども子育て応援センターやスクールソーシャルワーカー、民生委員児童委員へ、速やかに家庭の状況を伝えること。
〇スクールソーシャルワーカー等は、保護者に対して速やかに家庭の状況について聞き取ること。
〇スクールカウンセラーは、相談時に本人の気持ちを聞きとること などと、誰が、誰に対して、どの時期に、何をするかを明確に示しています。このような手立てを示すことで、虐待や、その疑いに気づいた教職員が一人で抱え込むことなく、チーム学校として組織的に、かつ適切に対応できるようにしています。
いずれにしましても、児童虐待は児童生徒の健やかな成長を阻害するだけでなく、命までをも奪う極めて深刻な問題であると認識しています。教職員は、日頃から児童生徒に接する機会が多いため、児童虐待を早期発見できる立場にあると考えられますので、虐待の防止等に最大限の意を用いていく所存です。
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