2018年10月11日木曜日

インバウンド対策について⑤



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民間の経済活動には波があり、まして政治体制の違う国々を相手にするわけですから、この事業は波乱万丈であります。ですからこの事業のすそ野を広くする、多面的に取り組むことが必要ではないかと思う。その観点からの質問です。

緑政クラブ会派研修として佐渡島への行政視察を参考に質問をいたします。

問5
佐渡市においては150人から300人ほどの小型クルーズ船の誘致がすすめられています。台湾や香港、欧米系など上質な観光客が体験型:コト消費を楽しまれ、リピート率も高いという事ですが、どのような船社によるどのようなビジネスモデルか調査・把握されていますか、お尋ねをいたします。

港湾部長回答
クルーズ客船を大まかにカテゴリー分けすると、一般的に、1泊当たり1万円前後の「カジュアル」から順に、3万円前後の「プレミアム」、5万円以上の「ラグジュアリー」の3つに大別され、一部を除き、上のクラスになるほど乗船客が少なく小型となっております。お尋ねの小型クルーズ船につきましては、「ラグジュアリー」や一部の「プレミアム」に該当するものです。
特徴としては、欧米系のクルーズ客船が日本に寄港する場合、ワールドクルーズの途中や、オーストラリアからアラスカ等へ移動する途中のベストシーズンにあわせて配船換えを行う行程で寄港することが多いため、日本や北東アジア地域に定点で配船はされず、日本における寄港数も少ない傾向にあります。
また、乗船客は主に欧米人が主体となっております。また、数は少ないですが、一部日本発着を実施しているものでも、日本人のほかフライ・アンド・クルーズの欧米人が乗船されています。スケジュールとしては、クルーズの主流となっている45日の旅程よりも長い旅程での運航が多くなっております。
寄港地の選定につきましては、大型船と違い、岸壁等のスペックや瀬戸内海のような航行制限のある海域などの制限を受けにくく、寄港地を選定する際の自由度が高いことから、観光資源があれば離島や陸からの利便性の悪いへき地なども寄港地として選定される傾向にあります。
この他、佐世保港にも寄港実績のある日本船籍の「飛鳥Ⅱ」や「にっぽん丸」、「ぱしふぃっくびいなす」も同様のクラスに該当します。

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