2018年10月3日水曜日

インバウンド対策について①


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昨年12月において「港とクルーズ船の費用対効果について問う」と題しまして一般質問を行いました。その後本年2月、都市整備委員会において沖縄県本部港、宮古島市平良港に国際旅客船拠点形成事業についての行政視察研修を行いました。

また去る7月には緑政クラブにおいて佐渡市の方へDMOなどの観光対策について研修を行いました。さらに先月にはマカオにIRの視察に同行する事が出来ました。それら視察研修を踏まえて、今回「インバウンド観光対策」について一般質問を行います。


12月の一般質問での問題意識の一つは大型クルーズ船客が市内の経済に効果があるのか、また効果が出るような仕組みになっているのかと言う事でした。

市内経済にどう取り込むかと言うのは大きな課題であり、その一つの方策として街中にクルーズ船客を呼び込むために、大型バス用の駐車場が松浦公園に整備されました。


問1

松浦公園の大型バス駐車場整備後、クルーズ船客の商店街利用の状況はどのようになりましたか、お尋ねをいたします。



観光商工部長回答

1項目の「インバウンド観光対策等について」の中で、松浦公園乗降場の観光ツアーバスの利用状況のお尋ねですが、この観光バスの乗降場は、三浦岸壁の延伸に合わせ、本年7月1日から供用を開始いたしました。

施設の利用状況につきましては、8月末時点では、観光ツアーバスの利用実績はなく、個人のフリーのお客様とクルーの方々のインバウンド需要を取り込むために運行をおこなった佐世保港国際ターミナルと松浦公園乗降場を結ぶシャトルバスの利用のみとなっております。

このシャトルバスは、10万トン級以上の大型クルーズ船寄港時に計3日間運行し、乗降場の利用は、3日間で延べ61台、2,435人の利用となっております。

また、この際の商店街での購買状況については、菓子やカップ麺などの食料品や化粧品の大量購入と飲食店などの利用が特徴的であり、個店に対するアンケートによりますと、3日間で約1300万円の売上がありました。

また、商店街とされても、「ワゴン販売」やクルーを対象とした「割引販売」を実施されており、今後、人口減少等、厳しい経営環境が想定されるなか、インバウンド需要取り込みの重要性について再認識されたものと感じております。

また、商店街の受け入れによる課題といたしましては、ワゴン販売の参加店舗は、商店街店舗の4分の1程度であり、今後参加店舗を増やすとともに、売れ筋商品の分析等に基づく商店街の各店舗が連携した売上向上に向けた取り組みが必要であるものと認識いたしております。

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