2018年10月18日木曜日

インバウンド対策について 番外編①

ここから一問一答方式による一般質問は佳境に入る予定でしたが、最後のメインの空港政策において、担当部局とのすり合わせがうまくいかず、以下の番外編となります。

 只今商工部長より説明があったことが今回の一般質問に至る問題意識です。努力しなければ、工夫しなければ、投資しなければリターンはありません。佐賀空港の成長にはこのような努力・工夫・投資があったわけです。地域活性化は地域間競争でもあります。九州で役割を分担し佐賀空港を利用して佐世保方面へ引っ張ってくるという戦略もあるかとは思いますが、インバウンドは地方空港を中心に圏域でブロック化して囲い込む動きが進んでいます。
 更に9月5日の日経新聞では、「筑後佐賀圏域で18万人のインバウンドを逃さず囲い込む」と佐賀県の副知事のより野心的な発言が紹介されています。今や空港は日本人の日本国内における移動手段の域を出て、地域経済活性化の要になっています。
 長崎空港が佐賀空港のようにインバウンドに大きな力を発揮すれば、九州北西部経済圏への経済効果は大きく期待する事ができます。そこで今回の一般質問で長崎空港について取り上げましたが、担当部においてはなかなかご理解いただけず、時間を空費しました。
 本論に入る前に時間の空費の原因について質疑をさせていただきます。

 私は利便性や効率性から一般質問に際しての担当者とのやり取りを、多くはメールで行います。質問や意見などを送り、それに対する回答や行政の考え方などを返信していただき、論点の整理からスタートするのですが、私の質問に対する地域交通課の担当から次のような返信メールがありました。
「1問1答方式であるため、総務課にも確認しましたが、原則、1登壇につき1つの質問、答弁となるとのことです。なるべく複数の質問でも1つとまとめることができるように考えながら、以下のように整理させて頂きます」
何となくベテラン幹部職員が一期の勉強不足の議員をたしなめるような感じです。本来議会における議員の発言は自由であるべきです。もちろん本人の見識、良識にもよりますが議会および議場の秩序は最終的には議長が差配することです。また議会において決められた「一般質問一問一答方式実施要項」がありますが、その6番には密接に関連があれば、1回の登壇で複数の質問を行うこともできる、とも記されています。企画部長にお尋ねします。

問1
 二元代表制の元、お互いに敬意と秩序をもって相手方と対応しなければと思いますが、今回の事についてどのようにお考えですか。

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