2020年3月15日日曜日

学力向上と学期制変更について問う。③

ネット放送をご視聴ください。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1150

 2学期制のスタートが学力調査開始と時期が重なり、2学期制と3学期制の比較ができないというのが、従来の答弁でした。

問3
 では江迎鹿町両町は合併前に3学期制で3回ほど学力調査を行っていると思うが、その後2学期になって後の学力調査結果と違いがあるか、とお尋ねをしたところ、調べていないということであった。数日ほどかけて調べて頂いたと思うが、どのように分析されましたか。
 また2学期制の中にあって小中一貫校・義務教育学校は制度変更後どのような傾向にあるか、大規模校と小規模校に傾向の違いはあるか、これも調べていただきましたが、どのように集約されましたか、お尋ねします。


回答3
まずは、江迎町・鹿町町の2町の学力調査結果の分析についてお答えします。
3学期制であった直近3年間と2学期制になってからの7年間を比較いたしましたが、校種や学年、教科によってバラツキが大きく、学力が向上した、低下したと結論付けることは難しい状況でございました。
次に、大規模校と小規模校について申しますと、それぞれの良さを生かした教育が実践されており、規模による特徴的な傾向は見られない状況でございました。
また、小中一貫校に関しましては、導入してから3年目ということで、その成果については今後の検証が必要でございますが、一貫教育を導入した広田小・金比良小・小佐々小・楠栖小4校の平成29年度の6年生児童については、中学校2年生までの3年間で学力の向上傾向が見られております。


コメント
 「確かな学力」の根拠は「学力調査」の結果と言われるが、この学力調査の結果は学期制や小中一貫などの制度との関連は特定できない、しかし2学期制で学力が伸びなかったので2学期制は変えるといわれる。一番重要な課題「豊かな学力の育成」への論点整理があまりにもザーとしている。そこで一例として一つの点にフォーカスする。

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