2020年3月22日日曜日

学力向上と学期制変更について問う。⑩

ネット放送をご視聴ください。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1150

 2学期制から3学期制に戻した学校において、通知表については年に2回とするなどの工夫をした学校もあるようですが、この「方針決定」の文章においては「1年を3つの学期に区切り、短い評価スパンで通知表により保護者に評価情報を伝える」など今後移行期間において自由に検討した方が良いようなことにも踏み込んである。また学力向上対策という政策の検証なしに断じてある「学校2学期制の限界」という言葉、これは何を意味するのでしょうか。


問9
 ぜひこの「方針決定」なる文章は撤回され、改めて3学期制への移行についてしっかりとした整理をして丁寧な文章を作成されることを望みます。教育長の見解を求めます。

回答9
議員ご指摘の文言(「1年を3つの学期に区切り、短い評価スパンで通知表により保護者に評価情報を伝える」)につきましては、今後の方針を示した文言ではなく、元々の3学期制が有していた特徴を記したものであり、令和4年度からの新たな3学期制の構築に向けましては、先程申し上げました準備委員会において、自由な議論のもと研究を深めてまいりたいと考えております。
また、「2学期制の限界」という言葉の意味についてもお尋ねがございました。
教育委員会といたしましては、学校現場の2学期制構築に向けた真摯な取組を評価するとともに、生み出された多くの成果は十分に認識しているものの、当初に期待していた学力向上についての成果や保護者の意識、また、全国的な2学期制施行学校数を大きく増加させるまでには至らなかったということでございます。
最後に、方針文書に対する私の見解についてでございますが、本文書は、昨年8月の学校学期制検討委員会からの答申を受け、その後の協議を踏まえて「学期制を3学期制に改める」という方針を決定したことを示した文書でございます。
今後、準備委員会において、どのような3学期制を構築していくのかを検討するとともに、保護者をはじめ市民の皆様に周知を図っていく必要がございます。
その過程におきまして、新たな3学期制の目的、また、そのためのあり方等についての教育委員会の考えを改めて明示し、丁寧に説明していきたいと考えております。

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