2020年3月21日土曜日

学力向上と学期制変更について問う。⑨

ネット放送をご視聴ください。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1150

 2学期制の変更による成果の大きなものとしては子供たちの豊かな心、「自己肯定感」が増加したということが挙げられています。「確かな学力の育成」に課題があったこと、学力が低下したという事実に対し、学力向上対策という政策による議論を飛び越し学期制の問題とリンクしてしまうことにより、あたかも「豊かな心」と「確かな学力」の二者選択、あるいは優先順位の問題の様相を呈しています。
 そもそも豊かな心を育む、心を見つめる、その必要性は本市小学校における悲しい出来事の記憶が生々しい中で重点が置かれたことではないか。
 学期制が変わり繁忙極める学校現場において教師と子供、また子供同士の向き合う時間が減ることはないのでしょうか。もし何かがあったとき、子供はもちろんのこと家族、教師、校長、学校、とても不幸なことになる。


問8
 その時、本市教育行政も大きく信頼を失うことになる。その恐れはないか、お伺いする。


回答8
3学期制への変更により、教師が子どもたちと向き合う時間が減少するのではないかとの懸念についてお答えいたします。 
先程も申し述べましたとおり、学校2学期制は、子どもたちと向き合う時間の確保において大きな意味があったことは、教育委員会といたしましても十分に認識いたしております。新たな3学期制におきましても、「子どもたちと向き合う時間の確保」や「命の教育の充実」につきましては重視していく所存でございます。
来年度から、学校現場や保護者、学識経験者等から組織される準備委員会を設置し、これまで学校現場の努力によって生み出されてきた成果を生かしつつ、今後の社会状況の変化を踏まえた新たな3学期制の構築に向けて検討を重ねてまいりたいと考えております。

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