2020年3月16日月曜日

学力向上と学期制変更について問う。⑤

ネット放送をご視聴ください。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1150

 以上の質問で私は学期制と学力の相関関係はもとより他の施策との関わり、学力向上施策の評価と学力調査結果との関連、教師の指導力と子供の学力との関りそうした検証が行われてこなかった、これが現状ではないかということを明らかにしたかった。


さて、私は学期制については、2学期でもいいし3学期でもいいのでは、と思います。この検討委員会の答申の言葉を借りれば
教育の営みは人と人によって織りなされる極めて人格的な行為であり、何かを為したら必ず何かが成されるという短絡的なものではなく、学期制を含めた様々な教育課程編成の工夫によって、総合的に成熟していくものであるため、その特性を考えるならば、明確な結論を得られなかったことは当然のことであるとも言えよう。」
 そして総合教育会議における朝長市長の発言
「やはり長崎県内での他市との関係ということ。これは私は非常に重要なことではないかなと思っております。本来、教育というのは、形としては一律であったほうがいいのかなという感じがいたしております。」
 私の考えは県を一つの単位として捉えたとき、2つの仕組みがそれぞれに刺激し学びながら子供たちにとってより良い制度が模索されるならそれもよし、ただ佐世保市だけ、となったならば圧倒的に多い事例、データが得られる仕組みの中でより良い施策を探求した方が教育の機会均等が図られる、ということです。佐世保市が2学期制から3学期制へ変更するにあたり、私はこの理由だけで十分で、しかしこれはとても大きなことであると思います。

 一番やってはならないこと、それは何の検証もなく学力と学期制を結びつけることです。この事でどのような問題を今後生む恐れがあるか、それがこれからの質疑です。

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