2020年3月17日火曜日

学力向上と学期制変更について問う。⑥

ネット放送をご視聴ください。
http://www.sasebo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1150

問5
 まず議員に配信されたこの「令和2年1月23日 佐世保市教育委員会」発の方針決定の文書は、去年8月の答申を含めこれまでに議論を積み上げてきたことと内容を異にし、いたずらに学力と学期制を結びつけたものと受け止められますがいかがでしょうか。
 また保護者の意見も3学期制を望む声が多い、と書かれていますが適切でしょうか、以上2点お尋ねをします。


回答5
まず、3学期制への変更の方針を定めた文書において「いたずらに学力と学期制を結び付けているのではないか」とのご指摘にお答えいたします。
冒頭でもお答えしましたとおり、学力については、学校をはじめとした児童生徒を取り巻く様々な環境が複雑に影響しており、厳しい学力の現状と2学期制の関連について明言することはできません。しかしながら、2学期制に改める理由であった学力の向上には至らなかったという現実は直視する必要があると認識しております。
そのようなことから、議員ご指摘の文書におきましては、その旨を明記いたしました。
また併せて、保護者の意見において学校3学期制を望む声が大きかったことや、長崎県内の市町における2学期制の実施が本市のみとなることなども挙げており、ことさらに学力と学期制を結びつけたものではないと認識いたしております。
次に、保護者の意見についてお答えいたします。
検討委員会からは、保護者の意識として、「どちらかといえば」といった消極的な肯定意見や「よくわからない」「未回答」といった意見が多かったとのご指摘をいただいております。
しかしながら、「どちらかといえば」という消極的な肯定意見も含めたとはいえ、3学期制を望む声は34%で、2学期制を望む声の26%よりも8%多いというものでございました。
2学期制を導入してから10年以上が経った現在も、「3学期制を望む」と考えている保護者の方々が数多くいらっしゃることは、重く受け止めなければならないと感じている次第でございます。


コメント
ちなみに答申における説明は
「保護者の意識としては、その差は少ないものの、学校3学期制を肯定する意見が多いことが分かった。しかしながら、「○学期制がよい」と明確に意見を有する保護者よりも「どちらかといえば○学期制がよい」という消極的な肯定意見の割合が高く、また、「どちらでもよい」「よくわからない」「未回答」の意見が最大割合となるなど、学校学期制に関する保護者の意識や考えが明確になっていないことも明らかとなった。」となっている。2学期が良い10.7%、3学期が良い14.1%、その差は3.4%です。40人学級で言えば4人か5人、1人の違いに過ぎないし40%は無回答、分からない、どちらでも良いという意見です。数字の切り取り方は適切なのかと思う。

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